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―継続的な行動・活動を目指して―

 琵琶湖疏水の一部である鴨川運河は、明治27(1894)年9月に完成しました。左京区夷川落合から伏見区堀詰まで南北に流れる鴨川運河は、およそ120年もの歴史があり、近代化に伴う貴重な土木遺産であるとともに、地域の暮らし・なりわいと密接に結びつき、その積み重ねが地域資源としての価値を形成してきました。

 

 しかし琵琶湖疏水水系の他地区に比べ未だ注目度が低く、世代間交流が希薄化した現在では、貴重な地域資源の価値や景観の保全等について広く理解されているとは言えません。

 

 そこで、鴨川運河会議は2015年より市民主体の活動を開始しました。

 

 土木・景観・まちづくりなど専門家を招いてのシンポジウム、古写真の発掘や展示、ウォーキングイベントや水辺での演奏会、運河に架かる橋の親柱を拓本に残すなどの活動をしています。

 

 それらの活動によって、多くの方々に鴨川運河を取り巻く地域の魅力を伝え、その方々の理解と関心が高まっていくことで鴨川運河への愛着が生まれ、景観を含めた保全・活用に関する機運が高まり、継続的な行動・活動へ広がっていくことを目指して活動しています。

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