拓本ってな~に?
拓本といえば、魚拓を思い浮かべる方が多いと思います。
大きな間違いです!
ときどき黒く汚れた石碑や道標を見かけるので、そのように思われるのでしょう。
では、橋の親柱を例にして、拓本の取り方を説明しましょう。
1.まず、霧吹きで水を吹きかけ、たわしやブラシで表面の汚れ
を取ります。
2.表面に少し水を吹きかけた上に画仙紙を置き、周りをマスキングテープなどで飛ばないように固定します。
3.霧吹きで表面に均一に水を吹きかけます。
このとき、下部分は少なめにかけるようにします。
これは、水分が下に流れ落ちて、乾きにくくなるのを防ぐ
ためです。
次に、乾いたタオルなどで紙を押さえて、水分を取ります。
このとき、文字の凹みがわかるように押さえておくと、この
後の作業がやりやすいです。
4.画仙紙が半乾きになったところで、タンポに墨をつけて
上部から墨を押しつけていきます。
文字の凹みの部分は、なるべく墨を着けないようにしま
しょう。文字がくっきりと浮かび上がり、仕上がりがきれ
いになります。
5.全体の墨の濃さを同じになるように、文字以外の部分も
タンポで押さえていきます。
作業が終了すると、破らないように注意をしながら画仙紙
をはがし、親柱などに汚れがないように、もう一度周辺を含め
て清掃をして作業終了です。
単純な作業ですが、出来上がり品を額に入れると感動す
ることまちがいなしです。
11月25日(日)10時から「高松橋ひろば」で拓本ワークショップが開催されます。
興味を持たれた方、拓本を取ってみませんか。無料です。
高松橋ひろば 京阪電車鳥羽街道駅 西側
申込先:本ホームページ「お問い合わせ&リンク」より、氏名・連絡先(電話番号)をご連
絡ください。直接おいでいただいても構いません。